肋間神経痛は「胸のあばら骨」に沿って起こる神経痛です。神経は「あばら骨(肋骨)」の下方で胸腔側を走っています。従って、胸を叩いたぐらいでは神経痛にはなりません。
原因には
- 肋骨の疾患
- 外傷
- 胸椎椎間板ヘルニア
- 帯状疱疹
などがありますが、その多くは原因不明で突然発症することが多いです。症状として現れる神経痛は厄介なことに、くしゃみ、咳はもちろんのこと呼吸をするだけでも痛みを起こします。
当院に主訴としてお見えになることはほとんどありません。しかしながら、定期的にお越しいただいている方で「最近、痛みが出る。」と訴える方は珍しくなく、私としてはメジャーな症状です。このようなお客様は、原因となる疾患があるわけではなく、風邪の治りかけや慣れない動作をしたことで発症していることが多いです。私自身も打撲や帯状疱疹による肋間神経痛を発症した経験があります。
長年、神経痛を患っていて医療機関を受診していない方は一度、医師による診察・画像診断をお勧めいたします。医療機関を受診して特に原因となるものが見つからない方は、当院にご相談ください。当院では原因と思われる硬結を緩めることで症状の改善を図ります。
また帯状疱疹の場合は神経痛発症前に虫刺されのような発赤、水疱、ムズムズ感を起こすことが多いので、異常を感じたらすぐに内科、皮膚科等を受診して「抗ウィルス薬」を処方してもらうことをお勧めしています。(これは感染症と考えてください。)
ご不明の点、ご相談がございましたら遠慮なく連絡ください。