関節のズレ

上肢

日常生活に潜むズレの原因

 秋から春にかけての寒い時期に気になる関節痛。
 「 寒いと痛むのよねぇ~。」という痛みの話は後日にまわし、今回は寒さで硬くなり柔軟性を欠いた筋肉によってもたらされる関節の痛みについてのお話です。

 普通の人は暖かい季節、筋肉は緩んでいるものです。
これは、普通に生活しているだけでも体温放熱のために血管を拡がっているためです。
 反対に、寒さが増す季節には、筋肉は固くなりやすいです。これは、深部体温の保温のために血管が収縮して血流を減らしてしまうために起きてしまします。

 季節によって、ヒトの日常生活での動作というものは、そんなに変わらないものですよね。それなのに、寒くなると同じことをしていても、関節に痛みが現れるのは季節によって無意識に筋肉が固くなっているためです。

固くなった筋肉が偏った関節の使い方をした時に、関節の位置を微妙にズラしてまうことがあります。その結果、元の姿位に戻した時に、神経に触れるなどして痛みや違和感を出します。

カラダを形作っているのは骨です。
その骨と骨をつなぎとめているのが筋肉です。
この筋肉の均衡が崩れると関節がズレるいうわけです。

鞄、調理、散歩が原因に・・

 それでは、どのような動作で現れるのでしょう。
 例えば、女性なら、ハンドバックなどの鞄を肘に掛ける癖、調理の際の重いフライパンの返し動作や包丁の使い方が手首のみで切る動作などがあります。

 また、男性でも通勤時の重い鞄の保持や犬などの散歩で引っ張られた際に手首のスナップだけで愛犬を引き戻すような動作でも起こします。
さらに、指の関節は握ったり伸ばす方向の動作には強いのですが、左右方向の動きには弱いので、ぶつけたりしないように注意が必要です。

関節痛をお持ちの方は今一度、日常生活での動作に注目してみてください。
 今回は寒い季節でのお話ですが、近年はエアコンでの冷やし過ぎで、夏場にも起こりうる症状です。

下肢

歩き方でズレます

 日ごろからテニス、ゴルフなどのスポーツを愛好していると、膝関節を傷めてしまう方が多いです。
 ところが、そういったスポーツをせずとも、日常の歩き方や床に座る姿勢からの立ち上がり方でも膝関節は傷めてしまします。X脚、O脚などの下肢の形状は考慮しません。

 歩行時につま先が外側に向くガニ股やつま先が内側に向く内股では、地面への踏み出し、着地の時に膝の内部での圧の掛かり方が不均衡になります。
これが長年に渡って続くと炎症や軟部組織の損傷を招きます。

さらに、足首の関節(:足関節)でも、歩行時に均等に力が加わらずに、関節をズレが生じて、傷めることがあります。

運動をしていなくても傷めます

 これはバスケットボールやバレーボールなどのスポーツをしていない方でも起こり得ることです。
 また、偏平足の方では、足の甲や足の裏の痛みを訴えることを耳にします。

カラダのクッションの役割を果たす足弓が筋力の低下、疲労などで形状を維持できなくなり、症状が現れることがあります。私でも、長時間履きなれない靴での歩行の際に傷めることがあります。
これが引き金になり、アキレス腱の痛みを起こすこともあります。

 私がお目にかかった方の中には、フラダンスの足の動かし方で傷めてしまっている場合もありました。

 日ごろから、靴底の減り方を気に留め、しっかりとした歩行動作、関節の動かし方で下肢の関節の故障を未然に防ぎたいものです。


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